鉄人28号 白昼の残月」
行きそびれているうちにレイトショーのみになってますます行きそびれてましたが、ようや く重い腰を上げて行ってきました新宿武蔵野館
上映の終わる23:10といえば、普段はもう寝る時間です。まあしかし、場内ガラガラでたいへんのびのび鑑賞できました。
自分にとって今川鉄人の8割は敷島博士なので、敷島博士が「でもね!」て言わなかったのにちょっとがっかり。しかし、肝心な時に行方をくらまして全部終わった頃にちゃっかり出てきて解説を始めるあたりはまさに敷島クオリティでした。
お話はちょっと無理があるのではーという感じ。金田博士がんばりすぎだ。兵器と か息子とか作りまくりすぎ…。
破壊されたロボットからコードがにゅるにゅると内臓っぽく飛び出したり、鉄人の顔がでろでろ溶けたりするグロいロボットバトルは大変に堪能いたしました。あと美術が古アパートの古び具合とか鉄格子に浮かぶ錆とか汚し具合に気合いが入ってました。


入場開始の21:15まで時間をつぶす必要があったので、久しぶりに新宿をうろうろしました。旧マイシティ現ルミネエストから有隣堂が撤退していてショックでした。岩下書斎堂とtoolsはまだがんばっていましたが、ますますオタクが入りづらいビルになったなあ。あと、ソニープラザはいつのまにソニーが取れてただのプラザになったのですか。三越が21時まで開いててびっくりしたりとか、まるでおのぼりさん状態です。三越内のジュンク堂で本読んでヒマつぶせばよかった椅子もあるのに、と気づいたのはもう21時まぎわ。
紀伊国屋の文庫売り場になぜか絶版古本コーナーがあって、うっかりハヤカワFTのウィラン・サーガ三部作そろいを買ってしまいました結構高かったけど(相場は知りませんが実感として。1冊1200円くらい)。しかし買ってから、実家にあったかもとか思い出してちょっと鬱に。いや、3冊全部は無かったはず、抜けてる巻があったはず…。あの頃、本というのはすぐ絶版になって入手できなくなるものだ、ということを知ってたら、借りて済ませないで少々無理してでも買っておいたのになあ。