幕末機関説 いろはにほへと第四話「裏疑獄異聞」

ちょ、金髪ガンマンが銃弾で銃弾をはじきとばしましたよ!
地割剣といい、これからもバトルシーンではトンデモ絶技がばんばん出てくるのかなあ。図面を元に地道に狙撃の仕込みをする雑賀孫蔵とかの方がいい感じだと思うんですが。
それから、赫乃丈一座にそっけない態度をとりつつ、いつのまにか芝居小屋にいるのはなぜなんだ耀次郎17歳。
なんだかんだ言いながらも一緒に行動するようになる、って筋書きなのはわかるけど、一言くらい説明してもいいんじゃないでしょうか。
耀次郎の頭の中は相変わらず坂本龍馬でいっぱいのようなので、赫乃丈に惚れたってわけでもなさそうだし。


そんな不満がありつつも、面白かったです4話。
雑賀孫蔵オンステージが圧巻。芝居の観客の前で事態が進行するという緊張感プラス、それまで常に暗がりでこそこそ動いてきた男が、舞台の上で一世一代の見得を切るというのもコントラストが効いててよかったです。
孫蔵としては、芝居に紛れてしまえば、観客の手前手が出せないだろうって計算もあったのかもしれないけど、空気を読まない高橋アニメの主人公耀次郎にざっくり切られてあわれ一巻の終わり。
…後始末どうするんだよ! 観客はだませても客演の役者達は無理だろうし、舞台に血も付いちゃってるしもう。ちょっと、格好つけて立ち去ってるんじゃない耀次郎。